ロックのカーブを上手くかけるコツ

こんにちは。 Facebook非公開グループで「How to ずぼらでパリコレ」オンラインサロン主催

まもなくオンライン子供服講座を開講する小川タカコです。

ロックのカーブをいかに丸くなめらかにかけていくのか
この問題がけっこう難しいという声が「How to ずぼらでパリコレ」グループ内であがっていますので、今回はカーブについて詳しくお届けします。

ロックミシンのカーブが上手にかかってないと品質に影響する

イッテコイなどのヘアピンカーブを、クリアすることができないと
品質が著しく落ちてしまう、そういう部分が服を作る中ではどうしてもあります。

 

たとえ表から見えなくとも、裏側でも目立つ場所、キモになる部分。
イッテコイの見返しは、袖ならともかく後ろ中心となると、非常に目立ってしまう

何としてもクリアしないとならない部分です。

しかしクリアして品質を上げるのは何処なのかというと、実はほとんどすべてがキモでもあります。

確認されたら終わりという場所があるのは、NGにもなってしまいかねないので、いい加減に作っていい場所は0ということです。

 

どこにもいい加減な縫い方がないものが、《信頼》を得られる商品にと認めてもらえるわけですね。

 

ロックミシンのカーブを上手に支配するコツ

まあ、そんな難しいことはさておいて

ロックミシンに振り回されないで、自分の進ませたい方向にコントロールして、ロックを支配する環境に置くこと

これがあなたの悩みを小さくし、作業が楽しくてたまわらない環境へ変化させてくれるわけですね。

 

こちらを見ていただくと、あなたがロックミシンを出来ない理由が明らかにできます。

ロックで生地の端を切り落とさないでかけれるようになる事。

家庭用のロックミシンはメスを動かなくさせてくれる、優れた機能があるようですが、メスが動く動かないと別にして、ギリギリのカーブに沿わせて縫えていないと、どちらにしてもカーブはガタガタになってしまうのは変わらないのです

 

ロックでカーブを縫うときは、2針ずつ回転させろ

カーブに対し、2針ずつ細かく押さえ金をあげて、カーブの曲線に対し対処するということです。

「針の真横は、メスが付いていてロックは特に見えないのに、出来ないじゃん!」と思われるかもしれないですが、そこは人間様なんですから、勘です。

 

えーーーー!勘かよ!

そう、勘なんですよ。

それは経験の数で覚えていくものなんでしょ!
なによ!!!!(# ゚Д゚)

まあまあ、そう焦らないでw

ロックミシンのココが切れる場所を把握する

これがどこなのか、想像し繊細な気持ちで、ロックの進み具合と曲線とをマッチさせるにはどうしたらいいのかを考えましょう。
それをするには、具体的にどうするのか。
見出しのタイトルです。

ロックで2針進んだら、押え金をあげて、必ず曲線との軌道を修正し、曲線に沿わせるために生地を回転させること

これで、

  1. 曲線が強い場合は回転の角度をあげればいい
  2. 押え金をあげて覗きこめば
  3. 確認するだけ見える隙間ができるでしょ?

 

  • 押え金の隙間から
  • ロックのメスにぶつけるように生地を回転させていく
  • どんなに急なカーブでも上手くいく

つまり、
ロックミシンをあなたの思い通りにコントロールし、
あなたはロックミシンを支配することが出来る
ということです。

ロックミシン

ロックミシンで切り落としながら縫うのが、何でダメなのか

これに対し、ロックミシンで切り落としながら縫うのが、どうしてダメなのかというのを、私が分かりやすく極端な例でやってみたのが、こちら。

この場合は切り落とすということに限定してます。

私のロックミシンは工業用なので、メスの動きを固定して動かなくさせることが不可能なので、そちらは再現できません。

ただし、メスが動かなくても、

  • 寄りすぎていればロックの幅以上の生地が入り込んでしまう
  • 離れすぎていれば、ロックの幅よりも生地が少なく、ロックの縫い目が外れやすい

メスが動ば切れるが、メスが動かなければ切れない

この2つの違いでしかなくて、縫い目がキレイにかかることとは別の次元であるということです。

ロックミシン

ロックミシンを支配するにみならず、
すべての工程をコントロールに置くことが成功の鍵

服を作る作業は、細かいものが多いですし、工程も長いですね。

大変な思いをしないと服を作ることは出来ないと思われてしまいがちです

ところが。

作業を支配下におき、いかに楽々とコントロールすることができるのかによって、すべての事象が変わってきます

あなたが色々な場面で振り回されてしまうのは、実はマシン側が強い場所にあるということです。
ロックミシンやミシンに振り回され、生地の個性に振り回されているのです。
では、振り回されることなく、
完全に支配下に置き、コントロールする強いポジションをあなたが如何に手にするのか

 

これについて、もう少し書きますね。
作業を自分の支配下に置くことは、今までは経験でした

 

昔から言われる「目で盗んで覚えろ」という職人の世界にもつながる、
圧倒的な量を経験することで得られるものから身に付ける結果、手に職が付きます

 

しかし、そんな時間もひたすら頑張る環境は、家庭にはないのです。

私のページを読みに来てくれる方は、多くの方が独学、または縫う専門家ではないと仮定して書いています。

独学や縫うことの専門業で長年やってきた人とは、はるかに世界が違うのですが、今あなたは全く違う強力なアイテムを手にしました。

私の動画解説という、教材です。

  • 縫う本人の視線を、目で盗める
  • 経験を脳に焼き付けられる
  • 言葉でも脳に理解しやすい解説がある
  • テキストでより理解できる

この4つを手にして、あなたは一気に作業の内容を理解します。

 

私のメルマガ講座の素晴らしい点

私のあなたに是非ともお勧めしたいのが、私のメルマガが毎日届けられるメルマガ講座です。

講座では1回の動画の長さが、15分以内ですが、長い場合は2度に分けて、あなたが理解しやすい長さを取って、解説しています。

メルマガのテキストでも、更に文字に起こして、動画で流れてしまう部分を理解しやすい内容にしているからです。

 

ミスを起こす理由も解説

しかも、上に貼ったリンクのような部分的なものではなく、1着を縫い上げる過程の全部を解説し、ミスが起きそうなところを0にまでつぶすことを目標にしています。

 

カリスマメディアでは「縫った分だけほどけ」という記事を私は書いています。

その通り、今でも縫った分だけほどく作業を、私はしています。

 

服を作るということは、トライ&エラーの繰り返しです。
そのトライとエラーの質は、経験者と未経験者では少し違います。

どう違うのかを端的に、乱暴な言い方でまとめると
プロは対処しすぎて失敗し、アマプロは対処しなくて失敗する

 

先日もスカートやウエストの三つ折りにステッチの講座を作っていたときです。

見事に失敗しました(笑)
その失敗の理由も、講座に詳しく内容を入れてあります。
大事な教材ですよね?

間違えることの意味、何故間違えたのか。
その分析と対処法を等身大で見せていくこと。

これが一番分かりやすい。
もちろん初歩的なミスもやってみせますが、結局は同じなのです。
引っ張りすぎて失敗しても、引っ張らなくて失敗してもほぼ同じ逆転現象であることが多いからです。

失敗の数で成功するのではなく、失敗を分析する力で成功する

「失敗は成功の母」という誰もが使った経験があるフレーズがありますよね。

失敗すればするほど成功する

このように感じられる言葉ですが、では成功できない人は、成功するまで失敗し続けなかったからなのですか?

もしくは
成功するのは、失敗の数が足りてないからですか?

 

違いますよねぇ(笑)
エジソンが「1000回の失敗を発明したんだ」といった話も有名です。

失敗したら、それをなぜ失敗に至ったのかを追求し、分析する。

この作業なくして失敗を重ねても、同じミスを繰り返すだけです。
分析してないから、ミスする理由がつかめてないからですね。

 

エジソンの言葉をもう考えましょう。
1000回の失敗を認めていない、詭弁に見えるこの言葉です

「1000回の失敗を発明したんだ」

これ、私は凄いなと感じるんです。
発明を1000パターンするって、尋常じゃないエネルギーじゃないですか?

つまり、同じやり方で肩を落として、がっかりする暇もなく、次から次へと様々な発明と呼べる角度で、トライ&エラーをくり返したから、エジソンのいう「発明」のレベルであるということなのだと感じられるからです。

 

トライしてエラーするだけではなく、それをまた「別の発明」レベルまで高めて実行している背景は何か?

分析して、作業や工程の内容、素材、様々な部分を改良したからこそでしょう。

 

分析して、失敗に至るところを改良し、良くなるように改善すること。

これが成功への道であり、この考え方なくして成功は出来ません。
みなさんも一度ならず経験があると思います。

前回はすごく上手くいったのに、今回は全く歯が立たない。

これも同じです。たまたま作業が上手にできても、続かないのであれば、把握し切れてないからです。分析して腑に落とせてないから、そのようにブレやゆらぎが起きてしまうのです。

 

タカコ

子供服オンライン講座を主催。23歳の時にフリーランスで起業。29歳からはパリコレの作品を縫うことに。一流ブランドとの経歴は、再現性が高く、洗練された出来上がりを求め、数々のヒミツを実行したからに他ならない。子供服にも有効な、超絶わかり易く【失敗しないコツ】を伝授。『面倒くさがりなのに超一流!ずぼらでもパリコレ作品を縫えるヒミツ』

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